(1)は”イギリスのボブ・ディラン“と呼ばれていた英パイ・レコード時代の作品を集めたもの。ファースト・アルバム『What' Bin Did and What's Bin Hid』とセカンド『Fairytail』を中心に選曲されている。僕が最初に買った彼のアルバムが『Fairytail』、確か邦題は『ドノヴァンのおとぎ話』だった。思春期の僕は、そのメロディと詩の幻想的な美しさの虜になった。中でも「サウアのサーカス」、「サマー・デイ・リフレクション・ソング」、「サニー・グッジ・ストリート」はとびきりの名曲。ディランとはまったく異なる才能の持ち主であることを強く印象づけてくれた。この頃同様に、はまって読みまくったレイ・ブラッドベリの「10月はたそがれの国」や「たんぽぽのお酒」なんかと僕の中では世界が重なる「ザ・リトル・ティン・ソルジャー」を聴いてよく泣いたっけ. . .(ピュアだったのね)。エピック移籍後のロック・サウンドからは想像もつかないアコースティックでトラッドな曲ばかりだ。
(3)は1968年の『A Gift From A Flower To A Garden』。確か邦題は『ドノヴァンの贈り物』。ジャケの表4にマハリシ・ヨギとの2ショット写真が使われ、かなりラヴ&ピースな内容だ。僕が一番好きなドノヴァンの曲「Wear Your Love Like Heaven」が入っているので、それだけで僕にはいいアルバムなのだが、エピック時代の一つのピークとも言える全22曲の大作といえる。
(1)DONOVAN
/SUMMER DAY REFLECTION
SANCTUARY SMEDO-219
<輸入盤>
(2)ドノヴァン
/サンシャイン・スーパーマン
EPICソニー ESCA-7656
(3)DONOVAN
/A GIFT FROM A FLOWER TO A GARDEN
BGO BGOCD194
<輸入盤>