mints magazeine 長門芳郎のマジカルコネクション  

中古CD・中古DVDならレコミンツ! 中古CD買取強化中
東京中野ブロードウェイ3F
中古CD・中古DVD販売店
買い取りも強化中!
ロック,シネマ,アニメーションは、
中野・レコミンツ
中古DVD買取強化中
株式会社フジヤエービック 古物商許可番号 東京都公安委員会 第304399601273号


#032 2008_5月号
DION/DION LIVE
(IMAGE ENTERTAINMENT)
【DVD】<輸入盤>
DION & THE BELMONTS
/Presenting Dion & the Belmonts/Runaround Sue
ACE<輸入盤>
※ベルモンツとの初期ヒット曲多数収録。
DION/THE ESSENTIAL DION
ソニーMHCP 754
※ローリー/コロムビア時代の編集盤。初CD化シングル「No One's Waiting For Me」収録。
DION/BRONX IN BLUE
SPV<輸入盤>
※ドラムス、パーカッションとアコースティック・ギターだけによるブルース・アルバム。ロバート・ジョンソン、ハウリン・ウルフ、ライトニン・ホプキンスほかのカヴァー。
DION/SON OF SKIP JAMES
Verve<輸入盤>
※2007年リリースの最新作。スキップ・ジェイムズ、ロバート・ジョンソンらのブルース曲とディオン作のオリジナル収録。
DION
/BORN TO BE WITH YOU
/STREETHEART
ACE<輸入盤>
※『BORN TO BE WITH YOU』は、フィル・スペクター・プロデュース作。
DION
/SANCTUARY
/SUITE FOR LATE SUMMER
ACE<輸入盤>
※ジーン・パーソンズも参加した『SUITE FOR LATE SUMMER』は、バーバンク・サウンドの匂いも。
DION/YO FRANKIE
ARISTA<輸入盤・廃盤>
※1989年作品。デイヴ・エドモンズ・プロデュース。k.d.ラング、ポール・サイモン、ルー・リード参加。


 今から14年前の12月初頭の早朝だった。マンハッタンのホテルの部屋で、何気なく朝の生トーク番組『レジス&キャシー・リー・ショー』を観ていたら、いきなりディオン(・ディムーチ)が登場。なんと、その夜からニューヨークのコパカバーナに出演するという。これには、大ショック!大好きなディオンのライヴがあるというのに、私はその日の午後には、バスでウッドストックへ向かわないとならないのだ。ウッドストックでは、ジョン・セバスチャンやジョン・サイモンらとの録音など、目一杯のスケジュール。今更変更はできないので、涙を飲んで諦めるしかなかった。バスの出発時間まで、少し余裕があったので、タクシーを拾い、10数ブロックほど先のスポーツ・ショップにスニーカーを買いに出かけた。お目当ての物を購入し、店を出て、通りをホテル方向に向かおうとしたその時、視界に飛び込んできたのは!?なんと!ディオン!5メートルほど先から歩いてくるではないか!どうやら朝のテレビ出演を終えて、近くのテレビ局からマネージャーと一緒に出てきたところだったようだ。私はディオンに近づき、ついさっきテレビで公演情報を知ったが、これからウッドストックへ出発するので、残念ながらライヴを観に行けないと伝えた。すると、ディオンがウッドストックで何をするのかと訊いてきたので、ジョン・セバスチャンと会うと言うと、彼とは60年代初期から友人だからよろしく伝えてくれという。ホンの数分間の出来事だったが、ほかにもケニー・ヴァンスやローラ・ニーロら共通の友人のことを話し、再会を約束して別れた。後ろ髪を引かれるとはこういうことなのだろう。ウッドストック行きを恨めしく思ったものだ。その5年後、1999年にグリニッジ・ヴィレッジのビター・エンドで、ケニー・ヴァンス&ザ・プラノトーンズのライヴ盤を制作した際、ディオンに推薦コメントを依頼したのだが、快く応じてくれたのはうれしかった。
 残念ながら、奇跡のような遭遇事件の後もまだ彼の生歌・生演奏を観る機会は巡ってきていない。しかし、そう遠くないうちに必ず観ることができそうな気がする。それまでは、ディオンのライヴDVD『DION Live』を観て我慢することにしよう。2003年、アトランティック・シティのトロピカーナでのコンサート映像、さらにスタジオでアコースティック・ギターを弾き語りながら、楽曲の解説、昔話をするという内容。「アイ・ワンダー・ホワイ」、「ルビー・ベイビー」、「十代の恋」、「アブラハム、マーティン・アンド・ジョン」、「かわいいドンナ」、「悲しい恋の物語(浮気なスー)」、「ザ・ワンダラー」ほかヒット曲満載。色気のある歌声も衰えておらず、次々に繰り出される懐かしい歌に胸が熱くなる。繰り返し観ても飽きないゴキゲンなDVDだ。
 ディオンの音楽スタイルは、ドゥーワップ、R&B、ブルース、ロックンロール、スタンダード、ゴスペル、フォーク、シンガー・ソングライターなど、多岐に渡っているが、一貫するのは、音楽への真摯な姿勢と魂を込めた歌声の素晴らしさ。まさに天が与えし歌声。ギターの腕前も超一級だ。
with Dion DiMucci, Dec.1994. Photo by Zack Glickman

     インフォメーション
    ★長門芳郎レギュラー出演中のFMプログラム
        『ようこそ夢街名曲堂へ!』
        (K-MIX=FM静岡/STARdigio/各地コミュニティFM)
      の公式ブログが開設されました。
      今後の放送予定(ゲスト/特集)、オンエア曲目リストが
      掲載されています。

        http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/


【長門芳郎プロフィール】

70年代初期から後期にかけ、シュガー・ベイブ(山下達郎/大貫妙子ほか)、ティン・パン・アレー(細野晴臣/鈴木茂/林立夫)のマネージャーとして、コンサート/レコード制作に携わる。70年代末〜80年代末には、南青山の輸入レコード店パイド・パイパー・ハウスの店長/オーナーを続けながら、ピチカート・ファイヴのマネージメント、海外アーティストのコンサートをプロデュース。ヴァン・ダイク・パークス、ドクター・ジョン、リチャード・トンプソン、フィービ・スノウ、ダン・ヒックス、ジョン・サイモン、ローラ・ニーロ、ピーター・ゴールウェイ、NRBQほか多数の初来日ツアーを手がける。80年代末にヴィレッジ・グリーン・レーベル(ポニーキャニオン)をスタートさせ、海外アーティストのレコード制作に携わる。98年からは、ドリームズヴィル・レーベルのレーベル・プロデューサーとして、数多くのアルバム制作を行なっている。以上の仕事の傍ら、70年代から現在まで、数多くの洋楽アルバム/CDのリイシュー企画監修、アート・ディレクションを行い、その総数は700タイトル以上。現在音楽番組「ようこそ夢街名曲堂へ!」にレギュラー出演中。





▲TOPへ
Copyright(C) FUJIYA AVIC. All Rights Reserved.