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(1)V.A.
/TRIBUTE TO HARUOMI HOSONO
COMMMONS RZCM-45511/2
<4月25日発売> |
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(2)ハリー & マック
/ROAD TO LOUISIANA
EPIC ESCB-2040 |
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(3)THE BAND
/JERICHO
PYLAMID R2 71564
<輸入盤> |
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(4)GARTH HUDSON
/THE SEA TO THE NORTH
DREAMSVILLE YDCD-0070 |
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(5)JOHN SIMON
/OUT ON THE STREET
VANGUARD 79470-2
<輸入盤> |
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(6)ハース・マルティネス
/ミスター・ドリームズヴィル〜夢の旅人
DREAMSVILLE YDCD-0001 |
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(7)ジョン・サイモン&フレンズ
/ホーギーランド〜ソングス・オブ・ホーギー・カーマイケル
DREAMSVILLE YDCD-0035 |
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もうすぐリリースされる細野さんのトリビュート・アルバム『TRIBUTE TO HARUOMI HOSONO』(1)のハイライトは、なんと言ってもヴァン・ダイク・パークスの「YELLOW
MAGIC CARNIVAL」とウッドストック・ヴェッツ(THE WOODSTOCK VETS)の「蝶々さん」の英語カヴァーだろう。ウッドストック・ヴェッツとは、プロデューサーのジョン・サイモンが考えた即席ユニット名。ウッドストック・ヴェテランズという意味は、その構成メンバーを見れば、納得がいくはず。ジョン・サイモン(プロデュース/アレンジ)、ジョン・セバスチャン(プロデュース/アレンジ/ハーモニカ/ギター:元ラヴィン・スプーンフル)、
ジェフ・マルダー(リード・ヴォーカル:元ベター・デイズ)、 ガース・ハドソン(ピアノ:元ザ・バンド)、 ジェリー・マロッタ(ドラムス/パーカッション:元オーリアンズ)、
ジミー・ヴィヴィーノ(ギター:元レックレス・スリーパーズ〜J.バンド)、 マレイ・ウェインストック (バックグラウンド・ヴォーカル:元フィフス・アヴェニュー・バンド)ほかという凄いメンツなのだ。『トロピカル・ダンディ』、『泰安洋行』をリアル・タイムで聴き、30年来の熱烈な細野ファンでもあるジョン・セバスチャンややはり細野ファンのジェフ・マルダー、マレイ・ウェインストック、それにハリー&マック(細野晴臣&久保田麻琴)の『ROAD
TO LOUISIANA』(1999年)(2)にも参加していたガース・ハドソンらが名匠ジョン・サイモンの下、「蝶々さん」を喜々としてレコーディングしている様子を想像するだけで、ワクワクする。
さて、今回のマジカル・コネクションは、「蝶々さん」で、ゴキゲンなピアノを弾いているガース・ハドソン(ザ・バンド〜ウッドストック・ヴェッツ)について、少しだけ書いてみたい。
ザ・バンドの復活作『JERICHO』(3)がリリースされてから、既に14年が経ったなんて!つい昨日のことのような気がするのだが。ザ・バンド・ファンの間では、当時も今もあまり芳しい評判を聞かないが、私は嫌いではない。ロビー・ロバートソンもリチャード・マニュエルもいないし、リック・ダンコは1曲も書いておらず、リヴォン・ヘルムが曲作りに加わっているのは、2曲のみなのだから首をひねるのも当然だが、カヴァー曲のチョイスや解釈には、共感できるところもある。プロデューサー、ジョン・サイモンに同行し、レコーディングを見学したということもあって、その分、思い入れもあり、贔屓目にみてしまうのは人情。他界直前の1985年に録音されていたリチャード・マニュエルの未発表「カントリー・ボーイ」を収録するという反則技も歓迎すべき、サプライズだった。ジュールズ・シアーやザ・フーターズら若手の参加、ニューオリンズの伝説的ピアニスト/シンガー、チャンピオン・ジャック・デュプリーの参加もあった。実は、ザ・バンドは、『ジェリコ』以前の1990年にジュールズ・シアーが曲作り及びヴォーカルに全面的に加わり、録音しながらお蔵入りになったアルバムがある。これをザ・バンドのアルバムと呼んでいいのか、疑問だが、もしもザ・バンド名義で正式リリースされていたら、それこそひんしゅくを買っていたかもしれない。『ジェリコ』収録の「トゥー・スーン・ゴーン」は、その時の名残りというわけだ。さらにマディ・ウォーターズの『WOODSTOCK
ALBUM』の続編とも言うべき、チャンピオン・ジャック・デュプリーとザ・バンドによるレコーディングも行なわれ、優にアルバム2枚分の未発表セッションが残っている。デュプリーの死後、リリースを画策したことがあるが、複雑な権利関係がクリアできず、残念ながら実現できなかった。いつの日にか、世に出ることを期待したい。
チャンピオン・ジャック・デュプリーとのセッションの中心的役割を担ったのが、ガース・ハドソンだった。そのガース・ハドソンにソロ・アルバムの制作を打診するため、ウッドストックを訪ずれたのは、1994年だったろうか。周辺の連中からは、ガースのアルバムを作るなんて、何年かかるかわからないよ、ガースは歌わないし、売るのは大変だろうという忠告もされたが、「ガースのアルバム」を想像し始めたら、居ても立ってもいられなくなり、会いに行ったのだった。彼は、歌わないので、ヴォーカル曲では例えば、ハース・マルティネスやマリアンヌ・フェイスフル、ガースの奥さんであるモード・ハドソンに歌ってもらうとか、教会でパイプ・オルガンを演奏するというようなアイデアを伝えた記憶がある。しかし、その時は、あまりその気になれなかったようで、途中から例によって、音楽の講義が始まってしまい、2時間近く、ただ頷くだけという状況。その時にもらった分厚い研究資料は、ブルース/R&Bのピアノ/オルガン奏者やホーン奏者のリストやアーティストに関する記事などをガース自らが集めて製本した手作りのもの。いつだったか、帰国するガースを見送りに関西空港へ行った時のこと、搭乗口前で、別れを告げた後、40分近くポルカ・ミュージックの歴史を聞かされ、最終の搭乗アナウンスでやっと解放されたということもあった。
2001年のある日、ガースから1枚のCDが送られてきた。ガースとモードのサインが入ったそれが、彼の初のソロ・アルバム『THE SEA TO
THE NORTH』(4)だった。7年前の私のラヴ・コールを憶えていてくれたのだろう。果たして、内容は、マッド・サイエンティストの面目躍如!といったガースならではの不思議な世界、インプロヴィゼイションあふれるサウンド。私が考えていたコンセプトとは違うものだったが、せめてもと思い、日本盤のタイトルは、「ガープの世界」ならぬ『ガースの世界』と付けさせてもらった。
彼には、ジョン・サイモンの『OUT ON THE STREET』(5)、ハース・マルティネスの『I'M NOT LIKE I WAS BEFORE』(6)、ホーギー・カーマイケルのトリビュート・アルバム『HOAGYLAND』(7)の録音に参加してもらい、一緒に仕事をすることができた。最も想い出深いのは、ハースのレコーディングの際、ジョン・サイモン宅でハース、ジョンと共に合宿、夕食後、居間で3人のリハーサルを間近に見れたこと。本番のスタジオでは、さらにロン・カーターとジェニー・マルダーが加わったのだから、夢のような体験だった。
※ 細野晴臣トリビュート・アルバム『TRIBUTE TO HARUOMI HOSONO』の
発売元commmonsの公式サイトで、試聴ができます。
長門芳郎を含む制作関係者によるプロダクション・ノートも随時掲載されます。
http://www.commmons.com/tribute/
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| Garth at his Woodstock house. photo by Yoshi Nagato |
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| Garth at his Woodstock house. photo by Yoshi Nagato |
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