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(1) VALERIE CARTER
/WILD CHILD MHCP-769
限定紙ジャケット |
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(2) HOWDY MOON
/HOWDY MOON UICY-9300
(限定紙ジャケット2/22発売) |
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(3) 町支寛二
/LOVE AND MERCY CRCP-20173
〈廃盤〉 |
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(4)HIRTH MARTINEZ
/I LOVE TO PLAY FOR YOU YDCD-0030 |
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(5)VALERIE CARTER
/MIDNIGHT OVER HONEY RIVER YDCD-0095 |
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(6)ANDY FAIRWEATHER LOW
/BE BOP 'N HOLLA UICY-93007
(限定紙ジャケット 2/22発売〉 |
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この原稿を書いてるのは、2006年の1月下旬なのだが、27年前の丁度、今頃、私はロス・アンジェルスのロデオ・ドライヴの近くにあったARCレコードのオフィスを訪ねていた。ARCは、アメリカン・レコード・カンパニーの略で、アース・ウインド&ファイアのモーリス・ホワイトとヴェテラン・マネージャーのボブ・キャヴァロ、ジョー・ラファロらが1978年に設立したレコード会社で、CBSが発売元だった。ARCを訪問した目的は、ヴァレリー・カーターや元フィフス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンド、ケニー・アルトマンに会うためだ。ヴァレリー・カーターは、前年にセカンド・アルバム『WILD
CHILD』(1)をARCからリリース。リンドとアルトマンは、ARCの出版社シャールヴィル・ミュージックと作家契約を結んだ直後だった。オフィスの2階に上がる階段、さらに2階の廊下の壁には、EW&Fやウェザー・リポート、デニース・ウィリアムス、エモーションズ、プリンス、リトル・フィートなど、キャヴァロ&ラファロが当時、マネージメントを行なっていた人気アーティストの写真パネルと一緒にラヴィン・スプーンフルやママ・キャス、フィフス・アヴェニュー・バンドの写真が額装され、飾ってあった。そう、キャヴァロ&ラファロは、60年代初期〜後期、マグワンプス(キャス・エリオット、ザル・ヤノフスキー、デニー・ドハティ、ジム・ヘンドリクス)、ラヴィン・スプーンフル、ティム・ハーディン、フィフス・アヴェニュー・バンドなど、グリニッジ・ヴィレッジのアーティストを手がけていた敏腕マネージャー・チーム。初心忘るべからずということなのか、自分たちが昔、手がけた仕事への誇りや愛情が感じられ、うれしくなったもの。最初に訪ねたのは、ARCの顧問弁護士エリック・アイズナーの部屋。彼はフィフス・アヴェニュー・バンドの前身とも言うべき、グループ、ストレンジャーズの元メンバー。つまり、ケニー・アルトマンやピーター・ゴールウェイの昔からの友人。ヴァレリーやジョン・リンドのフォーク・トリオ、ハウディ・ムーン唯一のアルバム『HOWDY
MOON』(2)収録の「思い出のノーラ・リー」はエリックの曲だし、デニース・ウィリアムスが歌った「The Boy I Left Behind」(ケニー・ランキンもレコーディング)もエリックが60年代に書いた作品だった。ここでもグリニッジ・ヴィレッジの人脈がしっかりと繋がっているのだ。
憧れのヴァレリー・カーターは、想像通りのチャーミングな女性だった。その時は、その後、一緒に仕事をし、これほど長い付き合いになるなんて思いもしなかった。ジェイムズ・テイラーやジャクソン・ブラウンのジャパン・ツアーのバックグラウンド・シンガーとして、来日することもあったし、ある時は、パイドパイパーハウスのリユニオン・イヴェントにゲスト参加してくれ、MFQのサイラス・ファーヤーとふたりで歌ってくれたこともあった。1998年、町支寛二(元・愛奴〜現・浜田省吾バンド)のアカペラ・ミニ・アルバム『LOVE
AND MERCY』(3)を制作した際、内2曲のレコーディングをL.A.で行なったのだが、コーラス・アレンジとコーラスをジェフリー・フォスケットに依頼、アメリカの「アイ・ニード・ユー」のカヴァーでは、ジェリー・ベックリー本人に、もう1曲の「ラフター・イン・ザ・レイン」(ニール・セダカ)では、ヴァレリー・カーターにそれぞれ
ハーモニー・ヴォーカルで参加してもらった。後者でのヴァレリーのセクシー&チャーミングなヴォーカルは絶品で、録音時の光景を思い出すだけでも興奮してしまう。さらに2000年には、ハース・マルティネスのレコーディングにもヴァン・ダイク・パークスと共にヴァレリーに参加してもらったが、この時も期待通りの素晴らしい歌声を聴かせてくれた。3曲の内「フィーリング・ソー・ファイン」はAXIAのTVCMに起用されたので、ご覧になった方もいるかもしれない。この「フィーリング・ソー・ファイン」と「リトル・エンジェル(シング・ウィズ・ミー)」は、ハース・マルティネスのライヴ・アルバム『アイ・ラヴ・トゥ・プレイ・フォー・ユー〜ライヴ・イン・ジャパン』(3)にボーナス・トラックとして、収録。残る1曲「シング・ディス・ソング」は、オムニバス『HIT
THE ROAD TO DREAMSVILLE〜夢街へ』(ドリームズヴィル YDCD-0069)及び、ヴァレリーの最新ライヴ・アルバム『MIDNIGHT
OVER HONEY RIVER』(4)に収録。後者の2枚組アルバムには、2003年1月録音のリトル・フィートとのライヴ音源9曲や未発表スタジオ録音2曲も収録されている。『WILD
CHILD』や最新ライヴ盤収録の中でも人気の高い「ダ・ドゥ・ランデヴー」は、イギリスのアンディ・フェアウェザー・ロウが書いた名曲だが、同曲を含むアンディの1976年のアルバム『BE
BOP 'N HOLLA』(5)がアンディのほかの2作品と共に紙ジャケット再発されたので、そちらの方もぜひ聴いてみてほしい。 |