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| 長門: |
ソロ・アルバム(『Sometime Somewhere Introducing Koki Ito Official Bootlegs vol.1』)にデビュー前の音源(9曲目「Memories」)が入っていますね。 |
| 伊藤: |
あれは1975年頃、20か21歳の頃に自宅でテレコを使って録ったやつです。 |
| 長門: |
あの曲で弾いているベースは自己流ですか? |
| 伊藤: |
そうです。でも、あまり今と変わらないですよね。 |
| 長門: |
あの音源を聴いて僕が思い出したのが、山下くんがデビュー前に自宅録音していた音源。
知り合った頃、彼の家に遊びに行ったら、高校時代に作ったテープをこそっと聴かせてくれたんです。それがすごく良くて。その時点で“彼は将来、凄いミュージシャンになるな”と思いました。 |
| 伊藤: |
その音源は歌入りだったんですか? |
| 長門: |
そうです。「黄色い部屋」っていう曲で、その1回しか聴いていないんだけど、いまだにメロディが頭の中に残っていて。それと同じような感覚を覚えました。
他にも当時の音源は残っているんですか? |
| 伊藤: |
はい。まだ何曲かあります。
今回収録した曲は、友達に編集テープを作った時に、A面の最後が余っちゃったんで、それをキレイに埋めようとして作った曲だったんです(笑)。
それとは全然話が違うけど、昔、青山が“ジョニ・ミッチェルの曲を聴きたい”というから、彼のためにテープを作ってあげたんですね。それで、やっぱり最後のほうが余っちゃったから、ちょうど『未知との遭遇』を映画館で観たばかりだったんで、劇中で使われてる例のメロディーをベースで入れちゃったんですよ。そうしたら、青山が、まんまと騙されて“ジョニ・ミッチェル、あの曲やってるんだ!”とか大騒ぎしてて(笑)。昔は、そんなイタズラばかりしていましたね。 |
| 長門: |
(笑)。3曲目の「遠い声」ではドラムも叩いていますね。 |
| 伊藤: |
ドラマーとしてのライバルが達つぁんなんです(笑)。
僕がドラムを叩いた音源を聴かせると、“バスドラちっちゃいんじゃない?”とか言ってきて(笑)。
くだらないところで、いつも争っているんです(笑)。 |
| 長門: |
それにしても伊藤さん、ドラム上手いですよね。 |
| 伊藤: |
ドラムは青山より上手いです(笑)。
いつも青山に会うと、“こういうの叩ける?”ってドラムを叩いてるんですよ。(笑) |
| 長門: |
今回のソロ作品集は、どういうキッカケで作ろうと思ったんですか? |
| 伊藤: |
前回の達つぁんのツアーで、SOGOの水野くんから“物販を出しませんか?”って言われまして。それだったらすぐに音源をまとめようと思って(笑)。 |
| 長門: |
前々から構想はあったんですか? |
| 伊藤: |
構想はあったんですけど、なかなか1枚にまとまらなかったんです。
でも、ここにきていろんな音源が集まってきたので、だったら、フル・アルバムっていう形で発表するのは忍びないけど、日記みたいな感じで出すんだったらいいかなと思って。 |
| 長門: |
日記といえば、僕の友人でやはりベーシストのトニー・レヴィンがいるんですけど、彼が10年ほど前に『ワールド・ダイアリー』というアルバムを出しているんですよね。
旅先のホテルの部屋や友人の家で録音した音源が入っていて。いわゆる、ブログのCD版みたいな作品ですよね。旅先で知り合った現地のミュージシャンと一緒に演奏していたり。それがすごく面白いんです。 |
| 伊藤: |
面白そうですね。トニー・レヴィン、僕も大好きです。
でも、それやるにはちゃんとした録音機材を買わないと。僕は思いついたら、いつもメロディを携帯に入れているんですけど、あとで聴いたら何だかさっぱりわからないんですよね(笑)。
携帯の音がもっと良くなればいいんですけど(笑)。 |
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