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| 長門: |
ところで“WK1”というのはどう読むの? |
| 曽我部: |
“ダブル・ケイイチ”ですね。慶一さんがどうしても使いたいって(笑)。 |
| 長門: |
“ダブル・ケンジ”みたいなもんだ(笑)。着手したのは去年のいつぐらいから? |
| 曽我部: |
10月ぐらいですね。実際スタジオに入ったのは10回も無いのかな。もう本当にすぐ出来ちゃった。慶一さんも、こんなにスムーズにレコーディングが終わったことは、かつて無かったって言っていました。僕がコンピュータである程度組んだものに、慶一さんがいろいろ歌やギターを乗せていくようなプロセスで進めたんですけど。 |
| 長門: |
慶一くんに言わせると、曽我部くんはプロ・トゥールスでの作業が早いらしいけど、いつ頃から導入しているの? |
| 曽我部: |
2000年ですね。バンドを解散して1人になった時、どうやって音楽をやろうかってところに立ち戻っちゃって、プロ・トゥールスを買ったんですよ。それからずっと使っています。でも相変わらずアナログ・テープに録るので、あくまでプロ・トゥールスは楽器みたいな感じで考えていますね。まず慶一さんのデモ・テープっていうのがあるんですけど、出来上がりは全然違うんですよ。バラバラにしてもう一回組み立てていくから。僕らの横には常にターン・テーブルがあって、レコードのストリングス部分をはめ込んだり、リズム・トラックを作ったりっていう、ヒップホップの手法ですね。 |
| 除川: |
マッドリブみたいな感じですね。 |
| 曽我部: |
そう、西海岸の古い音楽への愛情がある、現在のヒップホップの人達の感覚で、アンチコンの連中やマッドリブとかがやっているようなことを取り入れたかったんですよ。慶一さんも僕もヴァン・ダイク・パークスが好きだし、『ソング・サイクル』みたいなものをやりたいなあっていうのが最初にあったんです。それを日本で、鈴木慶一という、いろんな歴史を持った人物を介して出来たら面白いなあってところで、サンプリングみたいな手法に行ったんですけどね。でも最初は、どのくらいまでメチャクチャやっていいのか正直判らなかったんですけど、慶一さんからは思う存分やっていいからって言われて(笑)。 |
| 長門: |
リスペクトがあって、でも遠慮無くやったみたいな、その辺が痛快なんだよね。 |
| 曽我部: |
慶一さんが僕にほとんどの部分を委ねてくれたから出来たことで、それは本当にありがたいなあというか、さすがだなあって感じがするんですよ。実は慶一さんがエグゼクティヴ・プロデューサーなんですよね(笑)。僕が実作業しやすいように動かしてくれていたから。 |
| 長門: |
レコ発ライヴ(TOUR’08“Captain and First Mates”)もあるんだよね。それはどんな風にやるの? |
| 曽我部: |
まず僕がゲストという形でソロで出て、その後に慶一さんのライヴが続くという二部構成になると思います。慶一さんのバンドは、ご本人とウッド・ベースとパーカッション。たぶん何曲か僕もそこに入ります。あとは慶一さん次第で何が飛び出すかわからないですね(笑)。まあ、今回のCDの再現は絶対不可能ですから(笑)。 |
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