mintsBar 今夜のお客様は 「イノトモさん」です!  

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”今夜のお客様は
  シンガーソングライター
         イノトモさんです。“
【イノトモ プロフィール】
福岡県出身。18歳で上京後、音響の学校へ通いながらライブハウスの下働きや劇団の裏方などを経験、その中で「歌」に目覚めジャズ・クラブで歌い始める。1996年にはじめてのオリジナル曲を作成、ライブ活動でも動員を確実に増やし、1998年6月、日本クラウンよりデビュー。その後様々な活躍の中でこれまで5枚のアルバム、10枚のシングルをリリース。CM、TV番組のエンディング・テーマ等の楽曲提供も多く、都内を中心に日本各地でライヴを行なう。最新作『わたげのお散歩』(NHK「みんなのうた」2005年4、5月 ON AIR)は、彼女の母としてのやさしさ・暖かさが詰まった童謡集となっている。ビートルズのカヴァー・アルバム『Apple Of Her Eyes〜りんごの子守唄』も好評、くるりの「BIRTHDAY」へのコーラス、ツアーへの参加など活躍の場も広がりをみせている。ギターやギタレレを弾きながら、優しく心温まる歌を奏でる音楽家。


イノトモ オフィシャルホームページ
http://www.geocities.jp/inotomo73/
除川: いらっしゃいませ。mints Barへようこそ。
イノトモ: こんばんは、除川さん。わぁ!本当にバーテンダーの格好してる(笑)。お久しぶりです、長門さん、素敵な雰囲気のお店ですね。
長門: どうも、こんばんは。ほんと久しぶりだね。ちゃんとお話させてもらうのはこれが初めてだよね。
除川: 今日は改めて長門さんに紹介したくて、イノトモさんをお招きしたんですよ。お飲み物はいかがいたしますか。
イノトモ: そうですね、じゃあチャイナ・ブルーをお願いします。

除川: イノトモさんの担当だったクラウンの故・中根康旨ディレクターは、ティン・パン・アレーや細野さん、大貫妙子さんのファースト『グレイ・スカイズ』も担当されていたから、そこで長門さんと繋がるんですね。それから、鈴木惣一朗さんのエヴリシング・プレイも。
長門: 僕がイノトモさんを知ったのは、やはり、中根君経由でアルバムを聴かせてもらったのが最初かな。まず思ったのは、スッと心に入ってくるような、ヴォーカルとギタレレの感じがすごくいいなあって。惣ちゃんのイベントでライヴを観た時も、本当は話しかけたかったんだけど、できなくて、僕はずっと片思いだったんだよ(笑)。
イノトモ: 改めて、お会いできてよかったです(笑)。
長門: 昔僕が、いろいろやっていた頃の美奈子とかター坊とか矢野アッコちゃんとか以降の女性シンガーでキュンときた女性シンガーって、あまりいなかったからね。リッキー・リー・ジョーンズが出て来た時に感じたものと同じかなって。そんな感じだよね、日本のシンガーの中ではね。

長門: イノトモさんってどんな経緯で、音楽をやってきているの?
イノトモ: 東京に出てくるきっかけとして、音響さんに憧れて専門学校に入ったんですよ。それまではドラムを叩いていたりしていて、高校時代はヤードバーズとかクリームとか結構ブリティッシュ・ロックが好きでラフィン・ノーズのカヴァー・バンドもやりましたし(笑)。小さい時にピアノと合唱を習っていたのも下地になっているのかも知れません。上京してからは、水森亜土さんが看板女優の未来劇場っていう劇団に、音響効果として入ったんです。そこで歌に目覚めたんですよ。実は、この中野駅の近くで、「ライヴ・イン中野」という、小さな野外イベントステージがあって、私の友達が出ることになってたんですね。その頃フェアグラウンド・アトラクションを聴いていて、こういうの歌ってみたいなってその友達に言ったら、それなら僕等の出番のおまけで出してあげるよって。もうフェアグラウンドの「ハレルヤ」をすごく練習して歌いました。新緑の季節だったかな、自分の歌声が空に響いていく瞬間に泣きそうになるくらい感動してしまって。そこからですね、もしかしたら歌なのかも知れないって思い始めたのは。そしたら、未来劇場のレヴュー・ショーにも出させてもらえるようになって、その時演奏してくれたジャズ・ミュージシャンの人たちから今度は「君、ジャズ・クラブで歌ってごらんよ」って誘われて、銀座や上野のクラブで歌うことになったんです。
長門: なんか映画みたいな話だね(笑)。でもレパートリーはなかったんでしょ?
イノトモ: ジャズ歌手でもある亜土さんからいろいろ教えてもらいました。「最初は3ステージ2曲ずつだから、6曲憶えればいい」って言われて、その6曲を一生懸命憶えて行ったんです。この辺りからオリジナルを作り始めるんですけど、最初に5曲入りのデモ・テープを作って周りに配っていると、すぐにバンドが出来て、ライヴも始めるんですね。たぶんその流れの中で除川さんにも会って、クラウンの中根さんを紹介してもらってトントン拍子に(笑)。
長門: 自然発生的に曲も出来て、仲間もお客さんも自然に集まってきたと。そういう感じが全部、イノトモさんの作品には表れているよね。ところで2枚目の『風の庭』をプロデュースした惣ちゃんは、中根君が連れてきたのかな?
イノトモ: 惣一朗さんは田辺マモルさんのプロデュースをしていた時期があって、その時にコーラスで呼んでくれたんです。ファースト・アルバムの『グレイプフルウツ』を聴いてくれて、それからの付き合いになるんですけど。
長門: 惣ちゃんとも「イノトモは日本のジュディ・シルだよね」とかって話していたの、あの頃。そうそう、『りんごの子守唄』の「ジュリア」も良かったよ。
イノトモ: あれはお話いただく前からプライベートで自分でデモを作ってたんですよね。大好きな曲だったから。だから惣一朗さんに「ジュリア」でって言われたら、もう得意です!既にありますけどって(笑)。

Apple Of Her Eyes〜
りんごの子守唄(赤盤)

長門: そうだったんだ。最近の動きとしては、ツアーが中心かな?
イノトモ: はい、3月半ばからアナム&マキとツアーに出るんですよ。京都、金沢、富山、大阪、渋谷の5ヶ所でやります。アルバムは、一昨年の『わたげのお散歩』に続く新作を、年内リリースの予定で進めているところです。前作は童謡集だったので、幼稚園・保育園ライヴによく呼ばれて行きました。子供たちの素直な瞳や反応に、逆にこっちが感動するんですよ。これからもずっと続けていきたいなと思っているんですけどね。あとは、NHKの番組「ゆるやかナビゲーション ゆるナビ」(http://www.nhk.or.jp/yurunavi/)の中のほのぼのアニメ「しばわんこの和のこころ」のテーマ・ソングを歌ってます。
長門: レコードは集めたりしているの?
イノトモ: 私レコハンは、やらないんです。今は、アンテナに引っかかってきたものを受け取るんですね。昔はいろいろ自分から探して聴いていまして、レゲエからケルト民謡みたいなところまで、もう際限なく。でも、結局は自分の好みが定まりました。そんな中で新しいものを教えてくれたりするのが、惣一朗さんだったりするんですよね。惣一朗さんがこれ聴いてごらんよっていうのに、ものすごくハマるんですよ(笑)。だから本当に感謝しています。ジュディ・シルにしても、教えてもらえなければ出会えなかったので。
長門: ジュディ・シルは、ほとんどの人がそうでしょう。つい最近だからな。「知る人ぞシル」っていうくらいだから。
イノトモ: わぁ!(笑)
長門: いつも来てくれたミュージシャンには聞いているんだけど、イノトモさんのルーツというか、影響を受けたCDってどんなかな?
イノトモ: 質問されると思って、持ってきました(笑)。本当に好きで、自分でもいつかこんな音楽が出来たらいいなと思っているものばかりです。

「 ビートルズ / ビートルズ(ホワイト・アルバム) 」
 - 好きな曲がいっぱい入っていて自分の土壌となった白盤 -

 ビートルズは一番多感な時期に聴き込んでいまして。友達がベスト・テープを2本、赤盤、青盤みたいに作ってくれたんです。その頃は故郷に23時間ぐらいかけて各駅停車で帰っていて、その間ずっとそのテープを聴き続けていました。特にこのアルバムには私の好きな曲がいっぱい入っているんです。「ジュリア」も入っているし、「アイ・ウィル」も好きだし、「アイム・ソー・タイアード」、「ブラックバード」でしょ。ギターを弾き始める時は「ブラックバード」から練習しましたから。とにかく自分の土壌になっているアルバムというか。でもね、私はジョンが好きなんですけど、選ぶと割とポールの曲だったりして(笑)矛盾なんですけどね。

「 フェアグラウンド・アトラクション / ファースト・キッス 」
 - 愛に溢れている生楽器の感触とエディの歌に憧れて -

 エディ・リーダー、もうこの人の歌に惚れてしまって。生楽器、優しいアコースティックの感触。トラディショナルでもあり、路上の似合う人たちでもある、こういう世界が好きだったんですよね。去年か一昨年のフジロックでエディ・リーダーと会ったんですけど、もう大感激でした。彼女って本当に、歌のとおり気さくな方で。「普段私もスーパーで買い物なんかしてるのよ」みたいなこと言ってて、そういうところにもまた親近感持ったりして。愛に溢れていますね。

「 リッキー・リー・ジョーンズ / ポップ・ポップ 」
 - リッキー・リーみたいだねって言われて知った、本家?の魅力 -

 フェアグラウンドから歌い始めて、宅録で自分の作品を作って周りに聴かせると、「リッキー・リー・ジョーンズみたいだね」って言われるんですよ。私はその頃、まだ彼女のことを知らなくて。言われてからこのアルバムを聴いて、何て素敵なんだろうと。私は初期よりも、この時期の方が好きなんです。ウッド・ベースやガット弦のギターの音とか、とってもふくよかな感じ。今、考えているのは、自分の作るオリジナルとは別に、こういうカヴァー・アルバムを作ってしまうのがシンプルでいいかもって。自分の曲は、こんな風にはならないから。

「 キャロル・キング / つづれおり 」
  - 目指すのはこういう世界でしかないんですけどね -

 音のタッチが本当に柔らかくてシンプルで、曲の良さは言うまでもなく、空気感がすごいし。さらに、自分の風景とも深く結びついている音楽というか。私がこれを聴いていたのは18歳ぐらいだったと思うんですけど、その時の自分の気持ちとか季節とか、そこまで含めて投影されている大切なアルバムです。それから、この頃のアルバムのジャケットってメチャメチャいいじゃないですか。間違いないんですよね。ほら、今日持ってきた他のアルバムも並べてみるとわかると思うけど、何だかみんな同じアパートの住人って感じですよね(笑)。

「 ボニー・レイット / ボニー・レイット 」
  - こんな風にかっこよくボトルネック弾けたらなあって思っています -

 この時の彼女、30歳ぐらいに見えるけど実は20歳ぐらいなんですよね。こういう録音もしてみたいな。バックは大御所ばかりでみんなすごいミュージシャンだし、暖かくて土臭いけど洗練されているんじゃないかしら。聴く度にこういうの作りたいって思うんですよ。まあ、どれもそうなんですけど(笑)。若い頃の彼女が音楽番組に出演した時のビデオを見たんですけど、本当にかっこいいんですよ。ギター上手いし、枯れてるし。あんな風にボトルネック弾けたらなあって思いますよね。

「 トム・ウェイツ / クロージング・タイム 」
  - 酔いどれは芝居で実は飲まないという噂、本当なんでしょうか? -

 これも同じですよね。シンプルな音が好き。ライヴは観たことないんですけど、どうなんでしょう?芝居がかっているんですか? そういえばこの人、酔いどれミュージシャンぽいイメージがあるけど、本当は飲まないという噂を聞いたことがあるんですけど(笑)。だからパフォーマンスとして世界を作っちゃっているのかなあ。それが認められて映画にも出たりしているとしたら、すごく不思議な人ですよね。独特の世界観持っているし。やっぱり1,2枚目が好きですね。

「 ジュディ・シル / ジュディ・シル 」
  - 生き様そのものっていう感じのアルバムに泣きたくなるくらい感動 -

 惣一朗さんに奨められて初めてこれを聴いた時は、もう泣きたくなるくらい感動しました。何か生き様っていう感じのアルバムでしたね。もうこの人そのもの。波乱に満ちた彼女の生涯について多くは知らないですけど、少しだけ惣一朗さんが教えてくれました。こういう人がいたんだなあって。それから、もうこの時代特有の世界観、空気感、それに音の質感。結局、アルバムひとつひとつがその人そのものっていうのが好きですね。

「 ショーン・コルヴィン / クリスマス・ララバイ 」
  - 子供向けのようでありながら大人が癒されるためのララバイ集 -

 これも惣一朗さんに教えてもらった1枚。すごく優しいんですよね。ララバイであり子供向けのように作ってあるけれど、もうとにかく大人が癒されるというか。で、私は日本の歌でそういうのを作りたいなって思っていた時に「みんなのうた」の話が来たので、参考にさせていただきました。「ゆりかごのうた」をアイリッシュ・ハープで歌ったりとか、ちょっとこのアルバム寄りの気持ちで作ったんです。


ビートルズ
/ビートルズ(ホワイト・アルバム)
東芝EMI TOCP-51119/20
フェアグラウンド・アトラクション
/ファースト・キッス
BMGジャパン BVCM-37432
リッキー・リー・ジョーンズ
/ポップ・ポップ
ユニバーサルインターナショナル MVCG-19339
キャロル・キング
/つづれおり
ソニーミュージックダイレクト MHCP-257

ボニー・レイット
/ボニー・レイット
<輸入>WARNER BROS
トム・ウェイツ
/クロージング・タイム
ワーナーミュージックジャパン WPCR-349
ジュディ・シル
/ジュディ・シル
Pヴァインレコード PCD-2613
ショーン・コルヴィン
/クリスマス・ララバイ
ソニーレコード SRCS-8790



  mints Barでは、時間の経つのも忘れて、音楽談義が続いています。
     (注)グッド・タイム・ミュージックの流れる店、mints Barは架空の店です。
news!!
  レコミンツにて、下記のイノトモ関連のCDをお買い上げの方に、
  オリジナル特典(イノトモオリジナル缶バッジ+サイン入りポストカードのセット)をプレゼントいたします!
  数に限りがございますので、お早めにお買い求め下さい。
○イノトモ
/わたげのお散歩
(2005年作品)
未開封品
○イノトモ
/夢
(2004年作品)
未開封品
○イノトモ
/七色
(2003年作品)
未開封品
○イノトモ
/やさしい手。
(2000年作品)
未開封品
○イノトモ
/風の庭
(2000年作品)
未開封品
○イノトモ
/グレイプフルウツ
(1998年作品)
未開封品
  
★Information★

  「イノトモアナマキの旅」〜春うららの巻〜
      超かっこいいアナム&マキのおふたりと、ユルユルのイノトモが旅にでます。


 日時 : 2007年3月16日(金) 開場18:00/開演19:00
 場所 : 京都 磔磔
 料金 : 前売2,500円/当日3,000円 (整理番号付、ドリンク代別途要)
 お問合せ : 磔磔 075-351-1321
   http://www.geisya.or.jp/~takutaku/

 日時 : 2007年3月17日(土) 開場19:00/開演19:30
 場所 : 金沢 もっきりや
 料金 : 前売2,500円/当日3,000円 (ドリンク代別途要)
 お問合せ : もっきりや 076-231-0096
   http://www.spacelan.ne.jp/~mokkiriya/

 日時 : 2007年3月18日(日) 開場19:00/開演19:30
 場所 : 富山 村門VILLAGE GATE
 料金 : 前売2,500円/当日3,000円 (1ドリンク付)
 お問合せ : 村門VILLAGE GATE 076-421-7751
   http://www4.nsk.ne.jp/~nezaru/murakado.html

 日時 : 2007年3月20日(火) 開場18:30/開演19:00
 場所 : 大阪 シャングリラ
 料金 : 前売2,500円/当日3,000円 (整理番号付、ドリンク代別途要)
 お問合せ : シャングリラ 06-6343-8601
   http://www.shan-gri-la.jp/

 日時 : 2007年3月23日(金) 開場18:30/開演19:30
 場所 : 東京 渋谷BYG
 料金 : 前売2,500円/当日3,000円 (ドリンク代別途要)
 お問合せ : 渋谷BYG 03-3461-8574 (定員になり次第締め切らせていただきます。)
イノトモさんのオーダー
チャイナ・ブルー
ディタ 45ml
グレープフルーツジュース 適量
ブルーキュラソー 1tsp


撮影協力:ラウンジバー瑠璃
東京都中野区新井1-7-1
カーサトモエビル1階

第八夜  おわり
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