mintsBar 今夜のお客様は 今夜のお客さまは ハミングキッチンのお二人 です  

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”今夜のお客さまは
       ハミングキッチンのお二人です“
【ハミングキッチン プロフィール】
イシイモモコ(Vocal)と眞中やす(Acousutic Guitar)からなるアコースティック男女ユニット。’02年秋、横浜サムズアップのライヴで眞中やすが別のバンドで出演していたイシイモモコを発見。そこで眞中やすは自分のバンドのデモ・テープをイシイモモコに渡す。その後、それぞれの音楽活動を続けながら互いの音楽性にインスパイアされ、’03年に“ハルモニア”として活動を開始、’04年の冬、“ハミングキッチン”と改名し、湘南、横浜を中心に活動を続ける。どこまでも透明な美しい声の中に、優しさと力強さを兼ね備えたイシイモモコのヴォーカルと、ルーツ・ミュージックに裏付けされながら、幅広いジャンルにまたがるギター・プレイ、サウンド・メイキングを行う眞中やすが醸し出す音楽は、幅広い年代の音楽愛好家から指示を受けている。

ハミングキッチン公式サイト
http://www.hummingkitchen.com/main/index.html
除川: いらっしゃいませ。mints Barへようこそ。
眞中&イシイ: こんばんは、長門さん。
長門: いらっしゃい。モモちゃん、やす君。湘南からはるばるありがとう。
除川: 早速ですが、お飲み物はいかがいたしますか?
眞中: 僕はギムレットをいただけますか?
イシイ: じゃあ、私はハイハットというカクテルをお願いします。

長門: ニュー・アルバム『ストレンジトマト』完成おめでとう!
眞中&イシイ: ありがとうございます!
長門: 今、初めてジャケット見せてもらったけど、素晴らしいね。アメリカのロード・ムーヴィに出てくるような佇まいの店がいい雰囲気。
眞中: これは実際、鎌倉にあるデイジーズ・カフェっていうお店なんです。僕らが活動を始めた場所ということでもあるし、現在の活動拠点でもあるので、絶対ジャケットにしたいなと思ったんです。
長門: 地元ではかなり有名なお店でしょう?
眞中: そうですね。最近はお店の噂が広まって、いろんなミュージシャンが演奏するようになってきて。でも、もともと僕らが演奏する以前は、ライヴをやるようなお店ではなかったんですよ。
長門: あ、そうなんだ。
眞中: お店のスタッフに“こういう機材を揃えたら、お店でライヴが出来るようになるんだぞ”とか言って(笑)。
イシイ: いろいろ、けしかけてね(笑)。
眞中: “出演するミュージシャンにはタダでお酒を出さなきゃいけないんだよ”とか言ったら、“あ、そうなの?”って。
長門: ははは(笑)。
眞中: それで、タダ酒を飲むシステムを作りました(笑)。
イシイ: ひどい(笑)。
長門: 僕が初めてふたりに会ったのは、林立夫セレクションの『ノン・ヴィンテージ』というコンピCDの発売記念のイヴェントだったよね。4〜5年前になるかな。
眞中: そうです。長門さんが企画された原宿BLUE JAY WAYでのイヴェントに僕らが参加させてもらって。長門さんに初めてお会いできるということが、すごく楽しみだったんですよ。それこそ僕は、長門さんのライナーを読んで勉強してきたような人間なんで。今の若い人達はインターネットでいろんな情報を簡単に調べられるでしょうけど、僕らが中・高校生の時はインターネットなんて無かったですから、音楽評論家の方々の文章を読んで勉強していたんです。だから長門さんのことは、ずっと前から知っていたんだけど、お顔は存じ上げていなかったんですね。それで当日、会場に着いて、“どの人が長門さんなんだろう?”って思っていたら、インディアンみたいに長髪を後ろで束ねた方がやってきて、“はじめまして長門です”って(笑)。
長門: (笑)。そうだったね。
眞中: その時に、長門さんから“うちの娘と知り合いみたいだね”って話をされて。最初は全然意味がわからなかったんですよ(笑)。そうしたら、僕らと仲のいいシンガー、有坂美香ちゃんのヘアメイクをやっていたのが、ナオちゃんっていう長門さんの娘さんだったんですよね。もう、本当にびっくりしちゃって。
長門: 世の中狭いよね。あのイヴェント企画は、その2ヶ月くらい前にハミングキッチンのデモ音源をもらったんだけど、その日、家で聴いていたら、すごく良くって、その場で、原宿BLUE JAY WAYのマネージャーに電話して日程を押さえちゃった。それで、林立夫とハミングキッチンの日程も調整してもらって、実現することになったんだ。当時、ハミングキッチンって、東京都内では、あまりライヴをやってなかったから。僕の中では、ハミングキッチンの生演奏を観たくて、あのイヴェントを企画したようなところもあったんだよね。
イシイ: すごい!そうだったんですね(笑)。

長門: 今回のアルバムは地元・湘南の音楽仲間と一緒に作ったということで。ドラマーの上原“ユカリ”裕も近所に住んでたんだね。
眞中: そうなんですよ。僕の家から歩いて10分くらいのところに住んでいます。
長門: へえ、そんなに近いんだ。
眞中: はい、本当にご近所さんで。自転車でお互い行き来するぐらいの。
長門: ユカリって、どうしても福生っていうイメージがあるんだけどね(笑)。まあ35年以上前のことだけど。で、もうひとり、林立夫もゲスト参加していて。
眞中: はい。立夫さんも車ですぐ行けるようなところに住んでいて。お二人とは普段から、よく一緒に演奏をさせてもらっています。
長門: 日本のドラマーで僕が一番好きなふたりが揃って参加してるなんて、なんて贅沢な!でもそのふたりも湘南の音楽仲間だってところが凄い。
眞中: お二人とも凄いプレイヤーですよね。最近、とある取材で、“なんでユカリさんと立夫さんなんですか?”って質問されたことがあったんですけど、70年代の日本のロックが好きだとかそういうことじゃなくて、本当にあの人たちにしかできない演奏があるんですよね。だからネームバリューとか一切関係なく一緒にやりたいなと思うんです。立夫さんみたいなドラムを叩ける人って絶対にいないし。ましてやユカリさんに関しては、今回のレコーディングで使ったドラム・セットって、すごいことになってるんですよ(笑)。“ハイハットは一切使わないでください”とか、実は僕らが注文したっていうのもあるんですけど。両端にジャンベがあって、べードラはあるんですけど、それもフロア・タムだったり。手でスネアを叩くようなことも多いですし。これを他の誰かにやってって言っても絶対にできないと思うんですよ(笑)。
長門: あの二人のドラム・セットって、いわゆるレギュラーのセットと全然違うもんね。
眞中: 全然違いますね。
長門: それでこれだけのニュアンスを出せるっていうのはすごいことだよね。
眞中: あと、立夫さんにしてもユカリさんにしても、歌に寄り添ったドラム・プレイをしてくれるんですね。ミックスの段階で、ドラムの音だけを聴くとすごくシンプルなんだけど、それが歌に合わさると、ものすごいマジックが生まれるんですよ。立夫さんなんか実際、歌いながら叩いているし(笑)。
長門: 林立夫とユカリ以外のミュージシャンは今回、初めて一緒にやった人たちなのかな?
眞中: 高井亮士くんはI-depってバンドで、普段はクラブ・サウンドっぽいことをやってるんですけど、その一方、フラメンコ・ギタリストの沖仁さんだとか、いろんなセッションにひっぱりだこのべーシストで。キーボードの伊藤隆博さんは、ゆずのバンマスを務めています。今回のアルバムは、その4人がメインですね。
長門: レコーディングで一番こだわったところは?
眞中: 生々しい感じをなるべく出したいなと思ったんです。だからレコーディングではクリックを一切使っていないんです。クリックに操られているような感覚というか、一定の速さの中で演奏するということに、僕はどうしても無理を感じてしまうんですよ。普通に演奏していれば、どうしても(リズムを)溜めたくなったりすることもありますし。また、メンバーのみなさんには可能な限り譜面を見ないで演奏してくださいってお願いしたんです(笑)。演奏のイメージも、“Aメロは激しめで、Bメロは静かな感じでお願いします”とか大枠だけ伝えて。すごく面白いんですけど、そういうスタイルでレコーディングすると、テイクごとに全部、サウンド・アプローチが違うんですよ。
長門: テイクはあんまり多く録らなかったんだ。
眞中: そうですね。それぞれの楽曲で3テイク録ったかどうか。中には「Bonjour Express」とか、1テイクだけで終わった曲もありますし。ブースで分かれていて、それぞれの顔は見えないんだけど、耳の中では全員繋がっている感じというか。
長門: みんなで顔を合わせながら演奏したような雰囲気があるよね。
眞中: まさにそれを目指していたんです。
除川: 全体的に“間”みたいなところを大切にしている印象を受けました。
眞中: そうですね。とにかく、今は他のミュージシャン全般が弾きすぎだと思うんで、メンバーにも“音数を少なくしよう”とは言っていましたね。だからレコーディングの時も、“今のプレイどう?”とかじゃなくて、“今、弾きすぎてなかった?”って(笑)。
長門: 湘南というと海のイメージが強いんだけど、今回のアルバムからは、ウッドストック周辺のアーティストが残してきたアーシーなんだけど、洗練された作風と、どこか共通する雰囲気を感じたんだよね。
眞中: 鎌倉って海のイメージがすごく強いと思うんですけど、実はほとんど山なんですね。三方を山に囲まれていますし。尾根を歩く道があるんですけど、そういうところを歩いていると気持ち良いですよ。横浜の方からも繋がっていますし。金沢文庫から鎌倉まで山の尾根づたいに歩いたこともありますよ。鎌倉という土地に対して、個人的には、海よりも山のイメージのほうが僕は強いんですね。
長門: たとえば「浪子不動」という地元の地名をタイトルにした曲があったり、ハミングキッチンには自分たちが住んでいる土地に、しっかりと根ざした音楽を作っているイメージがあるんだよね。
眞中: 湘南地区の人たちって、田舎者なのに自分たちのことを田舎者だと自覚してないというか。逆に“俺たち東京なんて大嫌いだぜ”っていうところを誇りにしてるようなところがあるんですよ。僕も含めて(笑)。そうすると自分たちの世界だけで生活できるんですよね。憧れみたいなものも特にないし、流行とはまったく関係ない世界に生きられるんです。だから、湘南のミュージシャンって、みんな独自の音楽をやってるんですよ。一般的には、湘南=ハワイアンみたいなイメージがあると思うんですけど、僕の仲間でハワイアン・ミュージックをやっている人って実は誰もいないんです(笑)。だから鎌倉って、ものすごく面白い土地だと思います。そういう独特の雰囲気も、このアルバムに出したかったんですよね。
長門: 曲を書く上で一番大事にしているのはどういうところなのかな?
眞中: 僕らはメロディが好きなんで、あくまでもハミングキッチンではポップスを追及したいなと思っています。変にマニアックなことをやりたいとも思わないし、鼻歌で歌っただけでも、“いい曲だな”と思ってもらえるような曲をいつも目指しています。たとえば、「パノラマの丘」という曲を映画(『グーグーだって猫である』)の中で使って戴いたんですけど、実はあの曲ってコードを分解していくと、ものすごく変なコード進行なんですよ。でもメロディはヘンテコなところにいかないように心掛けて。そういう美学を求めてるところはありますね。
イシイ: 佐藤竹善さんからコメントを頂いたんですが、その時、ハミングキッチンのサウンドを“温故音新”って言ってもらって。よく、“懐かしいサウンドだね”って言われるんですけど、私たちは昔のサウンドをそのままやろうとか、そういうことは全然思っていなくて。むしろ新しいサウンドを常に求めていたいなと思っているんです。

長門: このあたりで今後の予定を聞こうかな?
眞中: 5月15日に下北沢のラ・カーニャ、5月28日に横浜のサムズアップでライヴをやります。サムズアップでのライヴには高田漣くんがゲストで来てくれます。ラ・カーニャでも、スペシャルなゲストが来てくれます。まだ言えないんですが、超スペシャルなゲストです。
イシイ: あと、ゴールデンウィークに大阪と東京で開催される『Springfields ‘09』っていうイヴェントにも出演します。
眞中: このイヴェントには、細野晴臣さんのバンド・メンバーとして出演することになっています。
長門: ちなみに細野さんとは今まで何度か一緒に演奏をしているよね?
眞中: はい。そういえばこないだ、すごいことがあったんですよ。
長門: 聞いた、聞いた(笑)。
眞中: ドラムが細野さんで、久保田麻琴さんとハミングキッチンとべーシストの伊賀航くんとで、一緒に「Chow Chow Dog」を演奏したんです。細野さんがドラムを叩くのは久保田麻琴&夕焼け楽団の『ハワイ・チャンプルー』以来だったみたいで。細野さんにドラム・ソロをお願いしたら怒られましたけど(笑)。
長門: ははは(笑)。


眞中: 全然、違う話になっちゃうんですけど、僕、畑で野菜を作ろうと思っていまして。今後は、そういう活動にも本腰を入れていこうと思っています。
長門: それは栽培用に土地を借りて?
眞中: そうです。土地を貸してくれる人も決まって、栽培を教えてくれる人も見つかって。“半農半X”っていうスタイルがあるんですよ。半分農業をやって、残りのXっていうのは、なんでもいいんです。たとえば料理人だったら、“半農半料理人”だったり。だから半農半ミュージシャンみたいなスタイルも楽しいんじゃないかなって
長門: もう何か育てているの?
眞中: いえ、これからです。一人、二人でやれるような小規模な感じで始めようかなって。地元に友達がやっているお店がいっぱいあるんで、そういったところだけに卸すような感じで。つまり農協を通さないやりかたですね。
除川: 具体的には何を作られる予定なんですか?
眞中: ハーブとトマトを作りたいなと思ってます。
長門: そういえば、ジョン・サイモンが以前住んでいたウッドストック近くの家にも畑があって、トマトやズッキーニだとかいっぱい育てていたよ。ガース・ハドソンと僕とハース・マルティネスで、サイモンの家にレコーディングのために合宿してた時には、朝からジョンと僕とで新鮮な野菜を収穫して、それを朝食にして、それからニューヨークのスタジオに向かうってことをしてた。そんな暮らしもいいなあと思ったよね。
眞中: 今、食べ物屋さんのプロデュースも頼まれていて、そこにも卸そうかなと思ってるんですよ。野菜を作るんだったら、ちゃんと計画的に作りたいんです。必要なものを必要なだけを栽培したいなと思って。畑いじりだけで満足したくないんですよね。
長門: 今後、畑仕事と音楽活動を並行してやっていくことで、作る音楽に何か影響が出てくることもあるのかな?
眞中: 僕は普段からよく料理を作るんですけど、料理を作ることと曲を作ることって、自分の中では、すごく共通する部分があるんです。僕は、譜面を見たり楽器を持ちながらじゃなくて、風呂の中や車の中で、ぼーっと考えながら、頭の中に曲のイメージを思い浮かべるんですけど、料理のレシピを考えている時も、まったく同じ感覚なんです。そういう意味でも料理と音楽って、すごく似ているなと思っていて。実際、畑に入ったら、どういうふうに自分の音楽が変化するのか、自分でも今から楽しみなんです。もしかしたら民謡しかやらなくなるかもしれないし(笑)。あとはワークソングばかりになるかもしれませんし(笑)。
長門: 今後の変化に注目ということで(笑)。
■タクシードライバー〜トマトとオレガノイカ団子のサラダ
《コンセプト》
タクシードライバーはアルバム『ストレンジトマト』の中でも比較的男っぽい曲である。その男らしさを表現するために、トマトのサラダの中に肉団子を入れる。また、歌詞の中に、“世の中に嫌になった主人公がタクシードライバーにどこへでも良いから連れて行っておくれ・・・”といった内容がある。その気持ちのごとく、“どこかに転がっていく・・”という意味も込めて丸い形にした団子、ミニトマトを入れる。

『材料』
・トマト(ミニトマト) ・スルメイカ(肝入り) ・合いびき肉 ・スナップエンドウ ・紫蘇 ・梅酢 ・オレガノ ・塩、コショウ ・一番絞り胡麻油

『作り方』
・合挽き肉、茹でて細かく切ったイカ足、カブの糠漬けのみじん切り、塩、コショウ、オレガノを良く混ぜ合わせ団子にして、小麦粉をまぶして油で揚げる。※オレガノはよく刻む
・茹でて輪切りにしたイカ、茹でたスナップエンドウ、ミニトマト、団子をボールに入れ、イカの肝、ごま油、梅酢、コショウで作ったソースと和える。
・最後に紫蘇を長細く刻んだ物と混ぜ合わせる。
※梅酢とは、梅干を作る過程で出きる液。よって塩味、酸味、香りがある。

長門: じゃあ、最後に、ふたりが影響を受けたレコードを教えてもらおうかな。
〜イシイモモコさんの5枚〜

 「 ビーチボーイズ / スマイリー・スマイル 」
  −物心ついた時から家の中に流れていました−
 うちの兄が昔からマニアということもあって、ビーチボーイズは昔からよく聴いていました。楽曲でいえば、「グッド・ヴァイブレーション」がすごく好きです。初めて聴いた時から、悲しさと明るさが入り混じったような独特な雰囲気が気になって。 “好き”というより、曲が身体の中に沁み込んでいるような感じなんです。

 「 細野晴臣 / HOSONO HOUSE 」
  −自分持っているリズムにぴったりと合ったんです−
 初めて聴いた時、自分が聴きたかった音楽にやっと出会えたような気がしたんです。感情があるようでないような歌詞の雰囲気も、私にとってはすごく心地よくて。ハミングキッチンでも、このアルバムの中から「終わりの季節」「恋は桃色」「CHOO CHOO ガタゴト」をカヴァーしています。

 「 金延幸子 / み空 」
  −日本語がドンと入ってくる感じにも驚かされます−
 ハミングキッチンを始めたときに、“こういう人がいるよ”って、やすが聴かせてくれたんです。一時期はこのアルバムをダビングしたMDをずっと聴いていました。歌詞の独特な世界観と、力の抜けた歌声にすごく影響を受けました。ハミングキッチンでは「あなたから遠くへ」をカヴァーしています。

 「 シャーデー / ラヴァーズ・ライヴ 」
  −高校生の時に聴いて、一発で好きになりました−
 この人の声が大好きなんです。高校生の時に彼女のベスト盤のCMが、よくテレビで流れていたんですけど、声だけで、すごく気になってしまって。このアルバムを聴きながら、池袋を歩いていたら、まったく目的地に辿り着けなかったこともありました(笑)。アルバムに感動しすぎて、どこに向かっているのか、すぐに忘れちゃうんですよ(笑)。で、“間違えた!”って、池袋の街中を何度も行ったり来たりして。

 「 O.S.T / ドラえもん のび太の恐竜 おはなしとうた 」
 幼稚園の頃に買ってもらってたんですけど、このレコードを聴きながら、いつも踊りを踊っていました(笑)。一番好きなのは「ぼくドラえもん」という曲なんです。藤子・F・不二雄さんが書かれている歌詞が、すごく変なんですよ(笑)。「出前迅速 落書無用」とか、まったく繋がりのないような言葉が並んでいて(笑)。この映画でプテラノドンという恐竜を知って、「プテラノ」って曲を作ったこともありました。


〜眞中やすさんの5枚〜

 「 ヘロン / ザ・ドーン・アンソロジー 」
  −独特な世界観を持つブリティッシュ・フォーク・グループです−
 彼らのアルバムは完全にフィールド・レコーディングなんですよね。もしも、本当にそうだとしたらすごいですよね。絶妙なところで鳥が鳴いたりしていて。2枚目のアルバムで、3コードの曲をやったりしてるんですけど、実はそれがあまり良くなかったりするんですよね(笑)。それを聴いて、彼らには彼らのやるべきことがあるんだろうな、とか思ったり(笑)。1枚目のアルバムにはグループの魅力が凝縮されていて、すごく好きです。

 「 ペンタングル / BASKET OF LIGHT 」
  −ウッド・ベースだけで、これだけのグルーヴと世界観を作り上げられるのはすごい−
 これも僕が大好きなアルバムですね。以前、ハミングキッチンで、レイっていうウッド・ベース奏者と一緒にやっていた時期があったんですけど、彼は“ペンダングルの、この音を出したいんだ”って、ずっと言っていました。ジャズの使い方とはまた違って、音が結構バキバキしていて。それがすごくアグレシッヴに響いているんですね。

 「 CAETANO VELOSO / MUITO 」
  −アレンジやミックスの面で、今回、ものすごく影響を受けました−
 初めて聴いた時、数小節だけ女性コーラスがバーンと入ってくるような大胆なアレンジや、コンガの音がものすごく大きかったりするような斬新なミックスに、衝撃を受けました。僕がミックスをしたら、ここまで大胆なミックスってできないんじゃないかって。ドラムだったらドラムって感じで、ひとつの楽器だけをやたら強調したり、バカラックにも、どこか似たようなところがありますよね。

 「 トム・ウェイツ / ボーン・マシーン 」
  −録音技術に関しては僕の中で頂点じゃないかと思えるような作品です−
 このアルバムの何に影響を受けたかっていうと、どこにマイクを置いてるんだろうっていう音像感なんですよね。音像だけ聴くと、『クロージング・タイム』とか『土曜日の夜』が好きな人にとっては、ちょっと過激すぎるんじゃないかと思えるかもしれないですけど、でも、やっていることは全然変わらないんですよね。トム・ウェイツは、同じことをずっとやっている。その中で、録音技術を独自に研究していったんだろうなと思うんです。

 「 ホリー・コール・トリオ / ドント・スモーク・イン・ベッド 」
  −このトリオのアレンジときたら、もう素晴らしさの極みです−
 ホリー・コールはもちろん、ホリー・コール・トリオが僕は大好きなんです。“音を間引きながら、的確なことをやる”という、僕らが常に心掛けているテーマを当然のようにクリアしつつ、その中で自分たちの色をちゃんと出せているっていう。このアルバムは最近、本当によく聴いています。ジャケットも大好きです。


〜イシイモモコさんの5枚〜
ビーチボーイズ
/スマイリー・スマイル
〔SHM-CD〕
EMIミュージック・ジャパン TOCP-95010
細野晴臣
/HOSONO HOUSE
ベルウッド KICK-1138

金延幸子
/み空
〔Hi Quality CD〕
ポニーキャニオン PCCA-50025
シャーデー
/ラヴァーズ・ライヴ
EPICレコード EICP-66
ドラえもん
のび太の恐竜 おはなしとうた
/【アナログ】CS-7178

〜眞中やすさんの5枚〜
ヘロン
/ザ・ドーン・アンソロジー
MSI MSIG-0369
ペンタングル
/BASKET OF LIGHT
BMGジャパンBVCM47018
<紙ジャケ限定盤・廃盤>

CAETANO VELOSO
/MUITO
POLYGRAM/UNIVERSAL
<輸入盤>
トム・ウェイツ
/ボーン・マシーン
アイランド UICY-2406
ホリー・コール・トリオ
/ドント・スモーク・イン・ベッド
EMIミュージック・ジャパン TOCP-3363


  mints Barでは、時間の経つのも忘れて、音楽談議が続いています。

眞中やすさんのオーダー イシイモモコさんのオーダー
ギムレット
ジン 2/3
ライムジュース 1/3
パウダーシュガー 適量
シェーク
ハイハット
ブランデー 1/2
グレープフルーツJ 1/2
パウダーシュガー 1tsp
シェーク

                news!!
レコミンツPART-1&2にて、下記のハミングキッチン関連CDをお買いあげの方に、
オリジナル特典(ハミングキッチン直筆サイン入りオリジナル・ポスト・カード)をプレゼントいたします!
数に限りがございますので、お早めにお買い求め下さい。

○ハミングキッチン/ストレンジトマト
2009年4月29日発売!
\2,625(税込)
現在、レコミンツPART-1(03-3386-5554)にて予約受付け中!!



■ハミングキッチン「ストレンジトマト」発売コメント

○ハミングキッチン
/ストレンジトマト
\2,625(税込)


※特典付き商品は、完売致しました。


■ハミングキッチンPV「風のアトラス」


     (注)グッド・タイム・ミュージックの流れる店、mints Barは架空の店です。

mints Barは、コチラのお店をお借りして、撮影しています。


ラウンジバー瑠璃
東京都中野区新井1-7-1
カーサトモエビル1階
Tel : 03-3387-7906



第三十三夜  おわり
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