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| 告井: |
こんばんは。長門さん、久しぶり。雰囲気のある店だねぇ。 |
| 除川: |
いらっしゃませ。 |
| 告井: |
お、細井君来てたか。もう飲んでるの?僕はブラントンをロックで下さい。 |
| 長門: |
いらっしゃい。やっとセンチの3分の2が集まったね。細井君、なんかレコード抱えて来てくれたみたいだけど、今だにレコハンしてるの? |
| 細井: |
ええ、ツアーで全国まわってますからね。その地元で良さそうなレコ屋を探してます。学生時代は名古屋から大阪に出張ってLPコーナーさんとか行ってましたよね。コレクターという程でもないけど、ミュージシャン仲間から、あれがいいよと言われれば探す程度ですよ。東京に来てからはお茶の水も良く行きましたね。 |
| 長門: |
シュガーと一緒になったりしてた頃は、お互いに情報交換してたよね。何が良いとか、レコードの貸し借りとかね。今日は何持って来てくれたの?もちろん、影響を受けたレコードだよね? |
| 細井: |
「mints Barに来るお客はフェイバリットレコードを持参する」みたいな噂を聞いたんで、持ってきましたよ(笑)。
番外編:アナログレコード 「 上を向いて歩こう / 東芝ヒット8 」
- 小学校の低学年の頃に良く聴いていた和製ポップス -
25cm盤で、8曲入りのアナログEPレコード。坂本九さんや、森山加代子さんとか入ってて、もう、そらで歌えるくらいに聞き込んでましたよね。ポール・アンカの「電話でキッス」のカバーとか入ってるんですよ。当時なんで家にあったのか、たぶん父親が買ってきて、電蓄で聴いていたんじゃないかな?
「 ランディ・ニューマン / セイル・アウェイ 」 - 良きアメリカを感じるアレンジ -
エルトン・ジョンも好きだったけど、あそこまで派手では無い人となり(笑)や、マニアックさが好きだった。ウッドウィンドなんかのアレンジが大好きで、憧れもありましたね。センチではなかなか難しいけど、いつかこういう雰囲気の曲もやりたいなって思っていますね。センチメンタル・シティ・ロマンスとして、中野君の実家のガソリン・スタンドで練習し始めた頃に、友人から薦められて聴いたんですよ。
「 ビーチボーイズ / ペット・サウンズ 」 - 飲むと、これを聴きたくなる -
もちろん、小学生の頃から、これ以前のビーチボーイズもずっと聴いてたんだけど、この作品を聴いた時には、子供の耳にでも完成された作品だなって思ってましたよね。ステレオヴァージョンも聴いて、またびっくりですよね。
「 ラヴィン・スプーンフル / The Best Of Lovin’ Spoonful 」
- 三つ上の兄貴の影響で聴き始めた -
中学生の頃「ビリーヴ・イン・マジック」や「サマー・イン・ザ・シティ」が本当に大好きだったんですよね。でも、その頃は僕、フォーク少年でもあったんですよ。小学校からやってたピアノが、当時あまり好きじゃなくてギターが面白そうだったんですよね。なかなかこういう雰囲気の曲は作れない。 |
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| 告井: |
僕が持ってきたのは、この3枚。
「 ホリーズ / EVOLUTION 」 - この曲の良さとビート感が好き -
ホリーズは「バス・ストップ」の頃から大好き。ビートルズはもちろん、他のリヴァプールサウンドとか聴いてて、目が止まったというか、耳が止まったのがホリーズ。このアルバムには、一曲もヒット曲が無いけど、高校の頃コピーもしていたんだよ。で、この後に『バタフライ』を出してるんだよね。内容はインドっぽかったりしてるんだけど、ビートがしっかりしている。60年代以前のニール・セダカとかのポップスも好きだったけど、それにビートだとかを加えたりした、何か以前と違うフレーバーのついた物が好きだったんだよね。この頃ホリーズのリズム隊は、ビートルズと違ってバックに徹しているけど、ドラムはすごく上手いと思うね。ラテンで無いボンゴがフィーチャリングされたりして、サイケデリック。
「 ビートルズ / サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド 」
- ポップスがアートになった作品 -
もう、とにかくビートルズが大好きで、ラジオから流れてくる彼らの曲はどれを聴いても震えがくるくらい好きだったんですよ。ところがこの作品が出た時に、友達の家でレコードの一曲ずつ頭の部分だけを聴いたんだけど、何にもピンとこなかった。それで、改めてレコードのA面〜B面を、通して聴いた時に、「これは一体、何だ?」って思った。素晴らしいことだけは判るんだけど、それまで、聴いたことの無い、訳の判らないものだっていう印象だったね。ビートルズは『リヴォルバー』で、それまでとは少し変わった実験的なものがあったけど、これはそんなもんじゃなかった。当時ほとんどの人は、これを聴いた時に、わけがわからなかったと思うよね、ポップスの範囲じゃないんだもの。細井君もそうだと思うんだけど、このポップスがアートになったところから、僕らセンチは、始まっているんだよね。このアルバムを聴いた人が、それまで聴かなかったジャズやインド音楽、いろんな音楽を聴き始めたと事がすごいことでもあるよね。
「 アンドリュー・ゴールド / 幸福を売る男 」 - 今一緒に演奏したいミュージシャン -
アンドリュー・ゴールドって僕らと一緒のビートルズ世代だよね。僕は思うに、彼はビートルズと全く同じ考え方で音楽をやる人じゃないかと思うんだよね。そういったミュージシャンって、ビートルズを聴いて音楽をやり始めた人の中で、彼以外に見あたらないんだよね。 |
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| 長門: |
センチメンタル・シティ・ロマンスとして影響を受けた音楽は何かな? |
| 告井: |
やっぱりウェストコースト系かな。フールズ・ゴールド、ポコ、オーリアンズかな。オーリアンズは2枚目のアルバムが後で聴いて、センチに似てるなと思ったよね。長門君がオーリアンズ初来日の時、センチのCDをオーリアンズのメンバーに渡してくれて、彼らどんな風に感じてくれたかなと思ってるよ。何故か、メジャーな人達より、少しマイナーな人が好きだってのがあるんだよね(笑)。カウボーイとかシルヴァー、イギリスで言うとマッギネス・フリントとかね。 |
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