mints magazeine 伊藤銀次のBEAT GOES ON
東京中野ブロードウェイ3F
中古CD・中古DVD販売店
買い取りも強化中!
ロック,シネマ,アニメーションは、
中野・レコミンツ
株式会社フジヤエービック 古物商許可番号 東京都公安委員会 第304399601273号
#017 2007_2月号
このあいだ深夜テレビを見てたら、忌野清志郎さんのレコーディングのドキュメント番組をやっていた。プロデューサーが、あのスティーヴ・クロッパー。なんかいい感じで二人は意気投合、素敵なアルバムを作っている様子が放送されていたのだが、よく考えてみれば忌野清志郎さんが喉頭ガンになっていなければ、このタイミングで このCDがリリースされ、ツアーも行なわれていたのかと思うと複雑な気持ちになってしまった。流れてくる噂では、どうやら声帯はとらずに薬で治療しているとのこと。時間はかかるだろうが、ぜひカムバックしてほしいものだ。そんなおりに、知り合いがサム・ムーアのライヴを見に行ったところ、なんとアンコールで清志郎さんが出てきて、二人で「I THANK YOU」を歌ったそうだ。一日も早い彼の復活を願って、今月は彼のプロデューサー、スティーヴ・クロッパー関連から3枚。クロッパーはジム・メッシーナ、ジェイムス・バートン、ロビー・ロバートソンと共に、70年代、僕が最も影響を受けたギタリストだ。「ドック・オブ・ザ・ベイ」などの作曲家としても知られる優れたコンポージング・ギタリストの一人で、曲の構成をしっかり司るギター・ワークには学ぶところが多かった。おまけにテレキャスターの特徴を生かした大胆でリズミックなプレイはまさにファンキー!今聴きなおしても全く色褪せることのないタフなノリを作っていたものだ。
まず紹介するのは、(1)。彼が所属したブッカー・T&The MG'Sのベスト。世の中的には「グリーン・オニオン」が有名だが、それ以外の曲でもそのプレイの冴えを体験できる(2)は、さっき名前が出たサム・ムーアが所属していたサム&デイヴのベスト。サム&デイヴの作品の魅力のひとつに、MG'Sがバックで参加していたことが挙げられるが、なかでも「ソウル・マン」でのクロッパーは秀逸でごきげんだ。ロック史上最も重要なギター・フレーズに選びたいほどのかっこ良さだ。ヒット曲のカバー物が多いMG'S だが、(3)は珍しくオリジナルばかりで、なおかつ名盤。彼のギター・プレイもこのアルバム以上の作品にはお目にかかっていない。タイトル曲、そして「チッキン・ボックス」などのフレーズも音色も最高。ひたすらファンキーの一言。アルバム最後の「サニー・マンデイ」では、メイソン・ウィリアムズの「クラシカル・ガス」ばりのアコースティックな演奏スタイルを見せてくれていて、嬉しい驚きがある。
(1)BOOKER T. & THE MG'S
/THE VERY BEST
RHINO R2-71738
(2)SAM & DAVE
/THE VERY BEST OF
RHINO R2-71871
(3)BOOKER T. & THE MG'S
/MELTING POT
STAX SCD24 8521-2
【伊藤銀次プロフィール】
1950年大阪府生まれ。1972年、バンド「ごまのはえ」でデビュー。
その後「ココナツ・バンク」に改名し、大瀧詠一氏プロデュースのもと活動するが「はっっぴいえんど」解散コンサートの翌日に解散。
解散後は、「シュガーベイブ」「ナイアガラトライアングルVol.1」への参加を経て、ソロ活動を開始。
1980年、佐野元春との出会いがきっかけとなりプロデューサー・アレンジャーとしての活動も始め、ウルフルズなど数多くのヒット・ソングを手掛ける。2003年、「ココナツ・バンク」を再結成しミニアルバム「ココナツ・バンク」発表。
2005年、朋友である杉真理と共にバンドを結成しライブを行うなど、表舞台でも精力的に活動中。
伊藤銀次ファンサイト[BABY BLUE]
http://sound.jp/itoginji/
▲TOPへ
Copyright(C) FUJIYA AVIC. All Rights Reserved.