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#006 2006_3月号












 2回ばかりソングライターの紹介が続いたので、今月は再び僕のフェイバリットなギタリストに戻ろうと思う。2005年一番悲しかった出来事をあげるとしたら、まちがいなくそれは、我が敬愛してやまないジム・メッシーナが在籍したロギンス&メッシーナ(以降略してロギメナ)の再結成ライヴCDが、昨年ひっそりと発売されているのを渋谷の某輸入盤店で発見したことだ。いやもちろん、彼等の最新CDに出会えたことはとても喜ばしいことではあったが、それにしても何なんだ!このひっそりとした扱いは!彼等だって70年代には、「Mama Don't Dance」のヒットがあるというのに。ということで誰もとりあげないのなら、ここでこのCD発表を記念して、ここにジム・メッシーナ特集を組んでみようと思う。まず(1)はジムのギタープレイを世に知らしめたポコの1stと2ndが1枚にまとめられたCD。彼がいた時のポコには他に『Deliverin'』 というライヴ盤もあるが、彼のギタープレイをチェックするなら、このスタジオ録音の2枚だ。これらが1枚に収められたこのCDは必携!特に2ndでのプレイはゴキゲン。「You Better Think Twice」や 「Anyway Bye Bye」は最高!ポコ時代にはテレキャスター、そしてロギメナ時代にはストラトキャスターを使用していた彼だが、、音色に関わらず、どの時代を通しても、この2曲が彼のベストだと思う。要チェック!
 続く(2)はそのロギンス&メッシーナの2枚目、あの大ヒット曲 「Mama Don't Dance」が入っている。あえて彼等の1枚目じゃなく、2枚目を入れたのは、こっちの方がギターは冴えてるかなと思って。加えて個人的には、生まれて初めて書いたライナーノーツがこのアナログ盤だったこともあるかも。カントリーロックからもう少し幅のある音楽性に広がったせいか、ストラトに変えたのは何となく理解できる。やはり作曲家ギタリストなのだ。「Just Before The News」が特に良い。
 (3)は冒頭に紹介した2005年発表のライヴCD。74年に『On Stage』というライヴ・アルバムが出ていたが、なんとなく今作は以前と比べるとギタープレイにぐんと風格が増した感じがする。テクニカルでありながら曲を生かすセンスあるプレイにさらに磨きがかかった感じ、これが最新ライヴCDの印象だ。あのパックンパックンのカントリー・フレイバーなメッシーナのギターワークに触れたことがない人がいるとしたら、こんな不幸はないと思うよ。

(1)POCO
/PICKIN' UP THE PIECES+POCO
BGO-612
輸入盤
(2)LOGGINS & MESSEINA
/LOGGINS & MESSINA
SONY-31748
輸入盤
(3)LOGGINS & MESSEINA
/SITTIN' IN AGAIN AT SANTA BARBARA BOWL
RHINO R2 73230
輸入盤

【伊藤銀次プロフィール】
1950年大阪府生まれ。1972年、バンド「ごまのはえ」でデビュー。
その後「ココナツ・バンク」に改名し、大瀧詠一氏プロデュースのもと活動するが「はっっぴいえんど」解散コンサートの翌日に解散。
解散後は、「シュガーベイブ」「ナイアガラトライアングルVol.1」への参加を経て、ソロ活動を開始。
1980年、佐野元春との出会いがきっかけとなりプロデューサー・アレンジャーとしての活動も始め、ウルフルズなど数多くのヒット・ソングを手掛ける。2003年、「ココナツ・バンク」を再結成しミニアルバム「ココナツ・バンク」発表。
2005年、朋友である杉真理と共にバンドを結成しライブを行うなど、表舞台でも精力的に活動中。

伊藤銀次ファンサイト[BABY BLUE]
http://sound.jp/itoginji/




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